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銀行豆知識

名称の由来

「Bank」の語源は、イタリア語の「banco(カウンター、机、ベンチ)」であるといいます。ルネサンス時代、フィレンツェの銀行家たちは、緑色の布で覆われた机の上で取引していました。商売道具であったその机から、Bankという名称がつけられたのです。


一方日本では、幕末から明治初期には「バンク」のことを「両替屋」「両替問屋」「為替会社」などとも訳されましたが、そのまま「バンク」と用いられることが多かったようです。明治5年には「銀行」という訳語が使われ始めましたが、一般的に定着したのは明治10年代になってからでした。


中国では日本で「銀行」という名称が使われる20年ほど前から「バンク」のことを「銀行」と訳して使用していましたが、日本での訳語を「金行」としようという案もあったことから、単純に中国の呼び方を輸入したわけではないようです。


日本での「銀行」という名前の由来は、明治5年、「国立銀行条例」を制定するにあたって、アメリカの「国立銀行法(「National Bank Act」)」の「Bank」を「銀行」と訳したことが始まりです。


翻訳に当たって学者たちが協議を重ね、「金銀」を扱う「店」という発想から、中国語で「店」をあらわす「行」という文字と、「金」あるいは「銀」を用いて「金行」、「銀行」とする案が有力になりました。「銀行」が採用されたのは、当時の貨幣制度が銀本位であったことや、「きんこう」よりも「ぎんこう」の方が発音しやすかったからだと言われています。