銀行ドットネット 銀行の役割と仕組みを知ろう

中央銀行について

発券銀行

発券銀行とは、銀行券(紙幣)を発行することができる銀行のことを言います。一般的にはその国の中央銀行が発券銀行となることが多く、日本では日本銀行が国内で唯一の発券銀行にあたります。


日本銀行では発券銀行としての業務、日本銀行券を発行する業務、傷みや汚れのひどい紙幣を回収する業務、偽札のチェックをする業務などを行っています。日本銀行が発行している「日本銀行券(お札)」は現在1万円、5千円、2千円、1千円の四種で、独立行政法人「国立印刷局」が印刷しています。


発券された銀行券は市中いろいろなところで取引され、銀行などの金融機関を通じて再び日本銀行に戻ってきます。戻ってきた銀行券は「銀行券自動監査機」にかけられて偽札が混ざっていないことや枚数のチェックをされたのち、汚れや傷みの度合いに応じて仕分けされます。


ここで流通するのに不適であると判断された銀行券は、復元できないサイズに裁断されて破棄されます。ちなみにお札の平均寿命は、1万円札で4~5年程度、5千円や1千円では1~2年程度のようです。


日本銀行券には、偽札防止のためにさまざまな技術が採用されています。コンピュータ機器で再現しにくいすき入れバーパターン、インクが盛り上がるような深凹版印刷、紫外線に当てるとオレンジ色に光る特殊発光インキ、角度によって違う模様や色に変化するホログラム、お札を傾けることによって文字が浮かんで見える潜像模様、マイクロ文字などを使用して、偽札が作られないよう守っています。